離乳食の進め方!アレルギーなりやすい時期には注意が必要なんです
離乳食を始める際の大きな心配事のひとつとして、食物アレルギーが挙げられます。
食物アレルギーとは、食物を摂取した時に身体に不利益な症状が出ることです。多くは摂取後すぐから2時間程度でみられる即時型反応を示しますが、遅れて症状が出ることもあるので油断はできません。
離乳食で新しい食材を与えた後は、特に注意して観察しましょう。
食物アレルギー予防と対策
第13回 食物アレルギー
食物アレルギーは身体の免疫機能がまだ未熟な乳幼児に特に起こりやすいといわれます。そのアレルゲンとなる食品が様々な食べ物に関わっていることもあり、安易に食べ物を制限すると栄養的に問題が起こる可能性が高くなってしまいます。
まずは医師の診断を受けた上で、必要な予防や対策をとることが大切です。
食物アレルギーの予防と対策
- 妊娠中にアレルゲンとなる可能性の高い食べ物の摂取を減らすことにより、胎児がアレルゲンを吸収するのを避ける。
- 離乳食及び幼児食においては、アレルゲンとなる可能性の高い食品をなるべく遅い時期から摂るようにする。
- 食材購入前に、原材料表示にアレルゲン物質が含まれていないか確認する。
SPONSORED LINK
アレルギーに注意が必要な食材、種類
どの食材に対してアレルギーを持っているかは個人によりますが、アレルゲンとなる代表的なものは下記の通りです。
- 卵
- 乳製品
- 小麦
- 山芋
- そば
- ピーナッツ
- 大豆
- 魚介類
- 肉
食物アレルギーは成長につれて症状が軽減されたり、完治したりすることもあります。
ただし個人差が大きく、特にピーナッツや魚介類、そばなどついては症状が軽くなったり、治ったりしにくいと言われています
食材の選び方・食べ方・調理方法
現在、食品衛生法では食品を販売する際、卵・乳・小麦・ソバ・ピーナッツ・エビ・カニの7項目を表示するよう定められています。
また、あわび・イカ・イクラ・オレンジ・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・もも・ヤマイモ・りんご・バナナ・ゼラチンについても表示した方がよいとされています。
食品を購入するときには対象となるアレルゲンが入っていないか、しっかり確認しましょう。
アレルゲンとなるタンパク質の中には、加熱すると変性しアレルギーを起こしにくくなるものもあります。例えばフルーツ等も初めて食べる時には、シロップで煮たりするとリスクを減らすことができます。
しかし、落花生は加熱(ロースト)することでアレルギーを起こしやすくなってしまうので注意が必要です。
また、食物アレルギーは微量の接種でも症状を引き起こすといわれています。
包丁・まな板・鍋などの調理器具や食器は努めてよく洗い、鍋や煮物などでアレルゲンとなる食材を一緒に調理しないようにしましょう。
まとめ
もしお子様にアレルギーがあった場合でも、除去食や代用食の利用などで「食事は楽しい!」という気持ちを失わないようにしてあげたいですね。
毎日愛情たっぷりのお食事タイムを!!
SPONSORED LINK