危険!MERS(中東呼吸器症候群)子供への影響その対策とは!?
すぐそばの国で、MERS(マーズ・中東呼吸器症候群)というものが流行っています。
MERSとは、2012年に初めて確認されたウィルス性の感染症です。原因となるのはMERSコロナウィルスと呼ばれています。
2003年にも重症急性呼吸器症候群(SARS・サーズ)が流行しましたが、それと同じコロナウィルスの仲間です。
主に中東地域(アラブ首長国連邦とその周辺)で発生しており、そこからヨーロッパや韓国、アメリカなどに広がっています。
子供を持つ親にとっては、大変気になる問題です。症状や対策を解説していきます。
MERSの症状は?
MERS(マーズ)に感染した人の症状 韓国では?(動画)
症状としては、38度以上の発熱・咳・息切れなどの呼吸困難があります。下痢のような症状があらわれることもあります。
感染しても、軽症や症状が出ない人もいます。
ただ他の感染症と同じく、高齢者や慢性疾患を抱えている方は重症化のおそれがあります。
大人より抵抗力の弱い子供にとっても、大きな不安があります。
子供がかかったら命に関わるのでしょうか?
今のところ、14歳以下の感染者は少ないようです。年齢が上になるほど、感染者が増加しています。
ですが、子供がかかりにくいという保証があるわけではありません。子供も大人と同様に、症状が出ないか目を光らせておく必要があります。
何らかの疾患を持っている子供の場合特に注意が必要です。
SPONSORED LINK
対策方法・予防
飛沫(咳やくしゃみ)や接触によって感染すると考えられています。
今現在、ワクチンや治療薬はありません。予防法としては、他の感染症と同じ点も多いですが、
- 健康に留意して生活し体に抵抗力をつける
- 手洗いを励行する
- 人ごみを避け、マスクを着ける
- 症状の出ている人には近づかない
- 乾燥に注意する
- 動物(ラクダを含む)との接触を避ける
となります。
もし感染した場合は症状を和らげるための対処療法となり、健康な大人であれば投薬などしていき回復するのですが、病気の方や高齢者の方などは症状が悪化しやすくなります。
潜伏期間は1~2週間程度です。
まとめ
空港の検疫所でもチェックを強化しているようですが、いつ日本に入ってきてもおかしくない感染症です。
日頃からニュースなどの情報に注意し、最新の情報を把握した上で対策を講じましょう。
また、流行が収まるかワクチンが開発されるまでは、流行国への旅行は控えてください。どんな感染症でもそうですが、日頃から子供に抵抗力をつけておけるよう、丈夫な身体をつくってあげたいものです。
SPONSORED LINK