脂漏性湿疹とは?赤ちゃんの耳・首・顔・頭のケア方法
赤ちゃんのからだに見られる「乳児湿疹」というものがあります。
脂漏性湿疹もそのうちの一つです。
できる原因や部位、対処法などを見ていきましょう。
脂漏性湿疹とは?
引用:www.polibaby.jp
過剰な皮脂分泌によって起こる湿疹です。
新生児期から3ヶ月頃までは、皮脂腺の働きが未熟で、また皮脂の分泌がとても活発なため、字の通り皮脂の「脂が漏れて」湿疹になります。
頭・顔・耳・首で症状が違う?原因は?
引用:http://www.miyake-naika.or.jp
- 頭
かさぶた状の湿疹ができます。 - 顔
皮脂腺の多い生え際、眉毛にカサカサしたフケのような湿疹ができます。 - 耳
黄色いかさぶたができます。 - 首
脂漏性湿疹は首から上にできることがほとんどです。
赤ちゃんの首周りはしわで埋もれて汗やほこりがたまりやすいので、「あせも」の場合もあります。
原因は、赤ちゃんは新陳代謝が盛んで、母親の女性ホルモンの影響も残っているため、皮脂の分泌が多いのでこのような湿疹を起こします。
各箇所のケア方法・オススメの保湿グッズ
ケア方法
かさぶたを無理に取るのはNGです。
自然にはがれるまで触らない方が良いですが、ウロコのようになってしまった場合は、以下の方法でケアしてみてください。
- 顔や耳のかさぶたは、ぬるま湯で温めたガーゼを当てる、またはワセリンやオリーブ油を塗ってふやかす
- 沐浴時、ベビー用せっけんの泡でやさしく洗う
- まゆ毛はガーゼに石けんの泡をつけ、優しくこするように洗い、再びガーゼで泡をふき取る
- 頭皮のかさぶたは、ガーゼをつけたくしで優しく髪をとかしてあげる
こちらの動画で、簡潔にケア方法を説明されています。
生後1歳までの乳児湿疹。予防法と対処法をご紹介! (動画)
オススメ保湿グッズ
・ワセリン
引用:http://www.amazon.co.jp
赤ちゃんにも安心のベビーワセリンです。
かさぶたが取れた後の保湿にも使えますし、寒くなって来たら乾燥した肌に使ってあげても良いです。
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似たようなトラブル
乳児にできる湿疹にはほかにも似たようなものがいくつかあります。
- 新生児ニキビ
生後3ヶ月頃までによくできます。一般のニキビのように、白い芯があります。痛み・痒みはなく、清潔にしてあげれば治ります。 - あせも
引用:www.polibaby.jp汗腺の中に汗がたまって炎症を起こしてできるものです。
赤いぶつぶつで、芯はなく、汗をかきやすい場所にできます。
こまめに着替えたり、涼しくしてあげたりしていれば徐々に良くなります。 - アトピー性皮膚炎
体全体の皮膚の状態や、かゆみの程度、家族のアレルギー歴などでアトピー性皮膚炎と診断されることがあります。乳児の湿疹がアトピー性皮膚炎かどうかは1歳以上にならないと診断が難しいことが多いですので、決めつけずに定期的に医師に診てもらいましょう。
まとめ
乳児の脂漏性湿疹は、1歳頃までには自然に治ります。
過度の心配をしなくても、きちんとケアしてあげれば大丈夫です。
じゅくじゅくしたり、他の部位にうつってとびひになったり、心配な場合は小児科・皮膚科を受診してくださいね。
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